
| 現代駒作りの第一人者 熊澤良尊師のギャラリーを開設します。 |
京都府在住の現代駒作りの大家です。書の素晴らしさ、磨きの素晴らしさに魅了されます。 |
| 守幸書 盛上 無劍 盛上 |
菱湖書 盛上 巻菱湖書 盛上 |
古水無瀬書 盛上 守幸書 彫り |
| 銘駒図鑑をご覧頂く方からはなかなかご投稿が頂けなく、熊澤良尊師ご本人に図々しくも駒写真のご提供をお願いしましたところ、ご快諾頂け、今回の守幸書が師ご提供の第1号となりました。守幸書というのはご覧の通り大変魅力的な書体構成で歩兵がユニークであるというだけではありません。この完成度の高いオリジナリティには脱帽です。
今後益々本ギャラリーの充実が期待出来ると思います。ご期待ください。(下の写真は拡大できます) |
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| 「守幸」は、江戸時代中期の作者です。
20何年か前に、ある方が漆書きの古い駒を持ってこられて、「消えかかっている文字を書き足して欲しい」ということでした。
見ると、「玉将」の尻には「守幸(花押)」とあり、相当に古くて使い込まれた駒でした。
「これは江戸時代の貴重な古い駒だから、これはこのまま大事にとっておいて、その代わりこれとそっくりな駒を作りましょう」と言うことで、これが「守幸」とのはじめての出会いでした。
漆の書き駒は、文字の漆が摩滅しても、文字が書いてあったところは、日の焼け方が周りに比べ少ないので、やや白くなっています。だから、漆が消えていても、元の文字の形が分ります。それで、「守幸」の駒を再生することが出来ました。 それから1年位して、将棋博物館「大橋家文書」の中にある「大橋家家宝什物の目録」の中に、「守幸筆の小将棋駒一組」という一行を発見しました。その書きつけは大橋家の7代目か6代目が書き残したものですので、「守幸」さんは、江戸時代のその頃かそれ以前の人であることが分ります。以来、「守幸」の駒は、8組とか10組近く作ったでしょうか。これは、手元にある一組です。(熊澤良尊師) |
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| 玉将でなく王将の駒尻にフルネームで熊澤良尊作と隷書で銘を入れてもらいました。特注する上での私のささやかな注文です。桐の平箱の写真は参考まで。香車の香の字、歩兵の兵の字の止めの部分が他の駒師の無劍と異なる熊澤師拘りの部分です。材は薩摩黄楊の根杢で20年以上前の木地とのことです。出来上がった駒は師独特の黄楊を燻した匂いがうっすらと漂います。(西山 様) |
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熊澤良尊作 無劍 盛上 平成20年7月作 (所蔵: 東京都 西山昭 様) |
| 無劍ギャラリーと熊澤良尊ギャラリーの双方に掲載できるように駒写真を多めにご投稿いただきました。それによって双方に違う写真を掲載させていただけました。本作の無劍は良尊流なのですね。一味違った無劍で、特殊な書体としての無劍ではなく、通常の書体への取り組みであるかのような印象を受けます。また、細部の処理がよくできています。(梅水) |
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熊澤良尊作 無劍 盛上 平箱入り |
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熊澤良尊作 無劍 盛上 制作前の駒木地 |
| 本作、美しく流麗な宗歩好みです。書としての完成度が高く隙がありません。その磨きは素晴らしく大変手間がかかっていることでありましょう。 |
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平成8年に開催された良尊師の「プロ宣言展」での展示・販売駒リストとその写真を所持しており、その中にこの駒が掲載されているのは知っていましたが、まさか自分の手元に来る機会がこようとは思ってもみませんでした。実見した時は、すぐに「あの駒だ」と判別できましたので、それと同時に所蔵も即決しました。この「初作菱湖」は双玉で、現存する駒師の作では珍しく、古さも感じられますが30数年前の熊澤良尊先生の若い熱意がビンビン感じられる駒だと思っております。(塩井一仁 様) |
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良尊作 菱湖書 盛上 昭和52年頃制作 良尊師初作巻菱湖書 (所蔵: 石川県 塩井一仁 様) |
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| この駒を良尊師から見せられた時は、本当に一目惚れでした。はっきりした柾目木地の中に斑が入って品の良さを感じ、「これだ」と思って入手しました。20数年ぶりに地元石川県に開催された名人戦に使用していただいた際も、谷川9段・立会石田9段から「良い駒ですね」との言葉をいただき嬉しかったです。たまに棋譜並べに使用しますが、磨きや面取りの具合が手に馴染み、指し易さを感じています。(塩井一仁 様) |
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良尊作 巻菱湖書 盛上 第64期名人戦第6局 森内名人対谷川九段戦 使用駒 (所蔵: 石川県 塩井一仁 様) |
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| 谷川浩司九段もその素晴らしさを認めた巻菱湖。このような駒で棋譜並べをされるとは贅沢の極みですね。(梅水) |
良尊師の普段使いの駒を譲っていただきました。多分制作してから20数年経過(駒銘が良尊作となっていることからも)している駒で、その間タイトル戦へ良尊師が訪れた際、棋士控室等で何回となく使って貰った駒とのことでした。私の手元に来た時は、深くて良い色合いになっていました。(塩井一仁 様) |
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良尊作 古水無瀬書 盛上 (所蔵: 石川県 塩井一仁 様) |
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6〜7年前に駒友2人と良尊師の工房(以前の奈良大和郡山)を訪問しました。工房は、歴史的な駒や膨大な木地など駒好きにとっては宝の山でしたが、良尊師の作業台にさり気なくこの駒が置かれていました。良尊師の彫駒は珍しいので、「この機会を逃しては」と思った私は、速攻で譲って貰えるよう交渉し実現しました。彫りですが仕上げ・面取りは盛上駒と変わらず指し易く、棋友との対局にはよく使用しますが、珍しい書体も全く気にならず、かえって歩のクリンとしたところが可愛く対局駒として気に入っています。(塩井一仁 様) |
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良尊作 守幸書 彫り (所蔵: 石川県 塩井一仁 様) |
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良尊師のブログを拝見しますと、本作は一作のみあるいはもう一作あるかどうかという貴重な存在とのことです。そのような希少性のある駒を所蔵するというのは駒ファンにとって最高の楽しみの一つと存じます。(梅水) |
銘駒図鑑 ( 将棋駒 銘駒 名駒 盛り上げ駒 彫り駒 ) ギャラリー |